忘れないわ

2006-08-23 23:07
今日もちょっと甘酸っぱいお話しです。ある有名なお笑いの大御所の若き日の恋のお話し・・・

この大御所は、お笑いタレントになる前にお芝居に夢中だった時期がありました。22歳の頃です。20人ほどの劇団を立ち上げ、お芝居一色の生活をしていました。それはもう楽しくて周りを見回す余裕もないほどでした。

しかし、劇団は一年で解散になってしまいました。その劇団員の中に若き日のこの大御所に好意を寄せていた女性が一人おりました。大御所は彼女の気持ちを気づいていませんでした。その事実を元の仲間から知らされたのはずいぶん後になってからだそうです。

時は過ぎ、5,6年経って大御所はテレビタレントとして成功し、六本木のあるクラブで接待を受けていました。ふとステージの方に目をやると見覚えのある女性がマイクの前に立っていました。そうです大御所に好意を持っていたという劇団の女性です。

劇団を辞めた後はクラブ歌手になっていたのです。彼女も大御所の存在に気が付いたようです。お互いに目配せしてそれとなく確認し合いましたが、大御所は連れが居たので声を架けられないままステージの方を気にしていました。

そして、その後彼女が歌った唄は「忘れないわ・・・ I'll never forget you」山上路夫作詞 三木たかし作曲 ペギー・マーチ唄、という曲でした。

忘れないわ あなたを
別れたあとも 胸に生きるわ
もしもふたたび 恋をしても
あなたに似てる ひとでしょう
忘れないわ
I'll never forget you
愛したひとよ 忘れないわ

忘れないわ いつまでも
初めての恋 心に抱くわ
たとえひとときの 喜びでも
愛してくれた あなただから
忘れないわ
I'll never forget you
愛したひとよ 忘れないわ
忘れないわ

目に涙を浮かべながら熱唱していました。他のお客は彼女の涙にびっくりしています。大御所は、その時涙の意味を噛み締めていました。

「そうだ!あの子にプロポーズしよう。俺はあの子と結婚しなくてはいけないんだ」と一挙に恋心が沸騰したそうです。

ステージの後、居ても立ってもいられず楽屋へ彼女を訪ね、その思いを伝えました。
そして返っ来た言葉は・・・

「もっと早く再会したかったわ・・・ わたし他の人と結婚します」と

一瞬にしてその恋は終わりました。

その後、その女性とは何もないまま時は過ぎ、今は甘く切ない思い出・・・

過ぎ去った時は元には戻せない、ならばその時その一瞬を悔いなく一生懸命に生きるしかありません。一度きりの人生ですものね!!!
わたしは、いつでも自分自身に正直でありたいと思っています。どうにもならない事も確かにありますが、熱い思いだけは大切にしたいものです。

このお話しを聞いて「思いは後に残してはいけない」とつくづく思いましたよ。

楽しい人生を生きる宇宙法則 楽しい人生を生きる宇宙法則
小林 正観 (2006/06/16)
講談社
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